将来の夢 理学療法士 どんな仕事?

ご覧くださり、ありがとうございます。

小学生と幼児子育て中のすみれです。

職業は看護師をしており、独身時代は特に公立病院や民間の総合病院で

働いていました。

『看護師』は、親が子どもになって欲しい職業として、

毎年ランキングで上位にランクインしているのを見かけるので、

病院で働く他の職種についてもご紹介したいと思いましたので、インタビューしたことも

含めて、お伝えします。

病院内には様々な職種のスタッフが協力し、患者さんの治療に携わっています。

今回はリハビリテーション部門を担う専門家の一つ、

理学療法士』の仕事について書きます。

理学療法士って どんな仕事?

筆者が初めて理学療法士さんの仕事を知ったのは、自分は中学時代に

部活でけがをした時に整形外科へかかった時でした。

皆さんも、理学療法士というと、

整形外科の患者さんのリハビリをしているイメージが強いのではないかと思います。

しかし、実際は内科的な疾患、悪性新生物(がん)、心疾患、脳血管疾患、肺炎、

腎不全、肝疾患、糖尿病、大動脈瘤などの患者さんにもかかわり、

患者さんに寄り添い、リハビリテーションをしています。

~丸山仁司編著・理学療法士になるには、株式会社ペリカン社発行より~

理学療法とは、

「身体に障害がある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、

治療体操その他の運動を行わせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」

要約すると、「対象は、障がい者、目的は基本的な動作の機能回復、維持、手段は運動療法と物理療法です。しかし、現在では、対象は障がい者だけではなく、障がいまたは疾病を予測される者、

または、健康な者には、一次予防である健康増進、すなわち、健康維持のために、適切な運動(処方)を行い、また、スポーツ選手には傷害時の対応の他に障害の予防などを行います。

と、定義されています。

病院に入院している患者さんを対象としたリハビリテーションを行う場合には

急性期→回復期→生活期に分けられますが、急性期の場合は特に

状態の変化が著しいので、いつも看護をしている看護師から夜間の状態も含めて、

様子を聞き、医師に最新の検査の結果からの所見なども確認し、

状況に合った無理のないリハビリテーションを行えるようにしていきます。

リハビリが進み、疾患の状態も安定してくると退院に向けた調整もしていきます。

その為、大きい病院のリハビリ室には入浴の際の湯船の出入りや、

お手洗いの際の動作に不自由なことがないか、練習できるよう設備があります。

必要な器具、用具を予め自宅に設置、準備が必要かどうかなども確認して

患者さん本人やご家族とも話し合いをして進めていきます。

仕事内容としては、状態の評価、治療だけでなく、本人や家族への指導、教育、

会議、記録など多岐に渡ります。

将来の仕事 理学療法士の活躍の場

理学療法士って、どんな職場で働いているのか、ご存じでしょうか。

ご家族がご病気で、お世話になったことがある方はご存じかと思いますが、

若い方はあまり、関りはないかもしれません。

職場としては病院、デイサービス、訪問リハビリテーションなどがありますが、

様々です。

初めは様々な患者さんが来院される、色んな経験を積むことが出来る病院で働き、

専門性を見つけていく方が多いそうです。

病院によってはスポーツ選手の理学療法に携わる方もいます。

活動の場は医療分野の他、福祉、医療と福祉の中間、保健分野、教育分野、研究分野

行政分野などもあります。

理学療法士 大変なこと やりがい

理学療法士さんに聞いたところ、

対象者の状態に合わせたリハビリをしていく為の判断が難しいとのことでした。

無理をさせてもいけませんが、早期のリハビリが大切な時もあり、頑張りどころもあるので、

本人のやる気が出る声掛けなども、研究しているそうです。

自分のひとことで、落ち込んでいる患者さんが頑張ろうと思えたり、

反対にやる気を削ぐことになってしまうこともあるので、

自分自身の状態も管理していき、安定して関わるよう心掛けて

患者さんに向き合っているといいます。

大変なことは、すぐに効果が見えるわけではないことや、様々な疾患も合併している

対象者にも対応できるよう、勉強を続けていく必要があることと話していました。

それでも、起き上がることが難しい状態だった方が、リハビリテーションにより、

社会復帰していかれたり、再びご家族との時間を楽しめるまでに回復させる姿をみられた時は

とても、達成感があるといいます。

皆さんも、書籍でも、ご覧になってみてください。

理学療法士になるには 適性

理学療法士の対象者となる患者は、新生児から高齢者まで、また治療疾患についてみると

整形外科、神経内科、内科(呼吸器、循環器)小児科、老人科、外科など、

幅広く対応していく事になります。

様々な境遇、状況の人と接していくにあたり、

温かい声掛け、見守りができることが求められる為、人間性が非常に大切だと感じます。

筆者は看護師として、『障害の受容過程』をもとに、患者さんを看て、関わっていますが、

その中でも日本でよく用いられる、フィンクの危機モデルというものを例に説明しますと、

衝撃→防御的退行→承認→適応という過程を経て、受容していきますが

それは、スムーズにいくものではなく時には前の段階に戻ることもあり

リハビリテーションにおいて、理学療法士もこのような患者の状況、心理面を踏まえ

心のケアも含めた関わりが必要となります。

治療をしていくにあたり、まず、人間対人間として、信頼を得なければならないため、

誠実さ、明朗さも大切だと感じました。

医師、看護師やその他のリハビリの専門職とも協力して、情報交換をして、

リハビリを進めていく必要がある為、周りと協力できる、気遣いの出来る、

協調性も大切となります。

現場の声としては、雑談力も必要となりますし、身体を支えるための体力も必要です。

また、自身の健康も管理していく自律性も必要な職種だと感じます。

実際に進路を選択する前には、見学に行かれるのも良いと思います。

まとめ

病院勤務経験のある看護師、筆者すみれが、リハビリテーションの専門職の一つ、

理学療法士の仕事について、書きました。

身体だけでなく、心のケアもしながら、じっくり対象者と関わっていく職種になります。

お子さんがリハビリテーションの仕事につきたい、調べたいと思った時の

簡単なガイドとしてイメージが沸いたらいいなと思い、書きました。

他にも、子育て関連の記事を執筆しております。

ぜひ、ご覧になってみてください☆

二児子育て中の、調査が好きなすみれが執筆しました☆

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

 

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