将来の夢 作業療法士 どんな仕事?

ご覧くださり、ありがとうございます。

小学生と幼児を子育て中のすみれです。

職業は看護師をしており、大きな公立病院や民間の総合病院から経験を積み、

子どもが生まれてからは、二次救急指定病院の外来で働いていました。

将来なりたい職業や親が子どもになって欲しい職業が今年も発表されましたね。

その中で看護師は毎年ランキングで上位にランクインしているのを見かけるのですが、

病院で働く他の職種についてもご紹介したいと思いましたので、

一緒に働く立場の視点も含めて、お伝えします。

医療現場では様々な職種のスタッフが協力し、患者さんの治療に携わっています。

今回はリハビリテーション部門を担う専門家の一つ、

作業療法士』の仕事について書きます。

作業療法士って どんな仕事?

筆者が初めて作業療法士さんの仕事を知ったのは、内科病棟に配属され、

脳梗塞の患者さんがリハビリテーションをすることになった時でした。

食事を介助で召し上がっていた方が指の動きが徐々に回復し、

作業療法士さんが提案した手に力の入りにくい方向けの、

トングのような器具を用いたことで、

久しぶりにご自身で召し上がれるようになり、

ご本人が「自分のペースで食べられるようになって、嬉しい」

ゆっくり話してくださったことが印象に残っています。

自立して生活していた方が援助を受ける立場となった時、

身体面のつらさだけではなく、

心も沈みがちになるということを、目の当たりにしました。

そのような対象者さんを

根気強く、優しく、お声掛けしてリハビリを進めていく姿を、

看護師としては、

一対一で向き合える時間がある点で、うらやましく思うこともありました。

しかし、落ち込みがちな時期に一対一で

じっくりと向き合う大変さも見えました。

作業療法士さんだけに本音を話される患者様もいらっしゃり、

よく情報を頂くこともありました。

医療現場について考える時、

みなさんは医療ドラマなのシーンがイメージしやすいかと思いますが、

歩行訓練などに付き添う場面で登場するリハビリの専門職は

多くの場合、理学療法士といって、

「基本的動作能力の障害」を対象としています。

参考:濱口豊太編著、作業療法士になるには ペリカン社発行

それに対して、

作業療法は家庭生活や社会で必要な動き、その方の必要な作業を出来るように訓練していく、

「応用動作能力、社会適応能力」を改善していくことが役割となります。

作業療法とはこのように定義されています。

~Wikipediaより~

作業療法(さぎょうりょうほう、英: Occupational therapy)とは、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。
一般社団法人日本作業療法士協会では、作業療法を「作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す」と定義している。

高次脳機能のうち言語能力は言語療法の対象となる。

作業療法には医療として行われるものには運動機能、循環機能、高次脳機能、心理・精神状態にかかわるもの、その他、日常生活に対して、職業に適応できるよう支援するものなどがあります。

参考:濱口豊太編著、作業療法士になるには ペリカン社発行

将来の仕事 作業療法士の活躍の場

次に作業療法士はどんな職場があるのか見ていきましょう。

専門分野がいくつかあり、

①身体機能に関すること

②精神機能に関すること

③高齢期

④発達期   に分けられます。

①身体機能の分野では、作業活動として装具や自助具などの利用、

家屋の改造などの必要性を評価し、調整していき

本人の能力を活かした生活を援助していきます。

②の精神機能の分野では

生活全般に関わる障害のある人々を対象として、

生活リズムへの援助や生活に必要な能力、対人関係のスキルをサポートしていきます。

③の高齢期の分野では

脳血管疾患、骨折、関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、糖尿病などの

患者さんも対象となります。

国による健康面の予防的な事業にも関わっています。

④の発達期の分野では

遊びを通して、子どもの運動、精神、社会的な発達を促し、

運動面に対しては今ある能力を活かしていけるよう、働きかけていきます。

疾患としては、脳性まひ、脳外傷、筋ジストロフィー、先天的な形態障害、

学習症、自閉症スペクトラムなどが挙げられます。

☆施設としては、

医療機関、保健施設、福祉施設、教育施設、職業能力開発施設などがあります。

簡単なご紹介のみとなりますので、

ぜひ、学校のホームページ、書籍などでもご覧になってみてください。

大変なこと やりがい

作業療法は、以下の特徴が挙げられています。

~Wikipediaより~

・作業療法は、作業をできるようにすることで人々の健康状態と幸福感の改善をもたらす。
・作業には仕事、遊び、日課、休息が含まれる。
・作業ができるとは、人々が仕事を適切にやり遂げられる、心楽しく遊ぶことができる、日々の生活習慣を整えられる、上手に休養することができる、という意味である。
・作業療法の基本目標は、人々が日常の作業をできるようにすることである。
・作業療法士の仕事は、作業ができるようクライエントの能力を強化したり、環境を整えることである。
・作業療法の効果は、クライエントが作業できるようになったかどうかで判断される。

こういった活動をサポートしていくにあたり、

心の動きをつかみながら、その日の状況に合わせた援助が求められる面が

大変とのことでした。

一番近くで、寄り添っていくので、回復していく姿を近くで見ていけることは

やりがいを感じると聞きました。

作業療法士になるには 適性

上の項目でご覧いただく中で、お読みいただいたことになりますが、

根気強さや、心の動きを理解しようとする姿勢、

その疾患を受け止めるまでの過程(受容過程)のどの段階にあるのか

理解して、関わっていきます。

しかし、看護師として、患者様に言われたことで

辛い状況の方は『お前に何が分かる!』という 気持ちもある方も多いので、

わかったつもりにならないで、理解しようと気持ちを持ち続ける

というのが、作業療法士の仕事でも大切かと思います。

ひとりで、抱え込まずに、チームでサポートしていくという意識も

重要になるかと思います。

お子さんが将来の夢として、リハビリテーションに興味を持たれた時は

一緒にこちらをご覧いただき、実際に見学に行ってみられたり

ボランティアの応募をしてみられるのも、一つの方法として

お勧めします。

まとめ

病院勤務経験のある看護師の視点も踏まえ、作業療法士の仕事内容について、

専門分野がいくつかある点や、

活躍の場も色々であることを簡単ではありますが、ご紹介してきました。

お子さんが、将来の仕事を考えた時に、

簡単なガイドとして、参考になりましたら幸いです。

二児子育て中のすみれでした。

子育て関連の記事を多数執筆しております。

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最後まで、ご覧いただき、ありがとうございます。

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