子育てがつらい時 よい親でなくとも子は育つ 毛利子来先生 小児科医 ゆるい子育て

二児子育て中のすみれです。

今日も子どもにきつく言いすぎてしまったかも。

今日も子育てでイライラしちゃう。

私、子育て向いてないんじゃないか・・・

なんでうちの子だけ・・

これは以前 筆者すみれが

子育てで悩むたびに つぶやいていたことです。

今もそれは続いていますが、

子育てに関する本を読むのが好きで

そこで見つけた言葉の数々に いつも支えられて、

少しずつ自分の子育てスタイルが出来てきたような気がします。

その中から少し お伝えしていきます。

ちょっと知っていると、考え方も変わり、肩の力を抜いて

子育てができるんですよね。

この記事をご覧になった皆さんが

少しでも 気が楽になったかも!と感じて頂けたら嬉しいです。

毛利たねき先生 子来先生 たぬき先生!!

小児科医としてご活躍されていた 毛利 子来(たねき)先生。

通称たぬき先生。(本名のたねき、から世の母親たちが勝手につけたニックネーム)

東京で小児科医として診療される傍ら、子育てに関する著書を執筆され、

講演会もなさっていました。

著書は『育育児典』(岩波書店)

『赤ちゃんのいる暮らし』(筑摩書房)他多数。

今回は『よい親でなくとも 子は育つ 83歳、小児科医の太鼓判』ジャパンマシニスト社出版 より

ご紹介していきます。

子育て 良い母プレッシャー 自己嫌悪 大丈夫

たねき先生は著書の中でこのように述べられています。

うまくできない自分に力がないとか、こどもへの愛情に欠けているとか、

もっと上手にできるなにかがあるはず、と考えたり、イライラしてまた落ち込む・・・

そんな声も聞こえてきます。

まさに、そうですよね。

先生はとてもよくご存じで、我々、子育て中の親、特に母親の子育てストレスを言語化してくださっていますね。

うまくできるなにかがあるはず!!

この、気持ちは子どもを育てていく上で筆者すみれは、

子どもが喜ぶ顔が見たくて 離乳食を手作りで頑張ってみたり、

食材の調理方法を大人も含めて変えてみたり、

子どもの為に!と勉強して資格を取ってみたり。

前向きな原動力になることもありましたが、いつも前向きでは いられなくて

自分を責めてしまうことが今もあります。

でも

たねき先生はこうも述べていらっしゃいます。

つらいのは自分だけではないと、自分自身に言い聞かせてはどうでしょう。

そうそう、まさに毛利先生の言われているように、自分自身に言い聞かせながら・・

子育てで落ち込んだ時は その繰り返しですよね。

子育て中 大変な時 心の整え方

筆者すみれも子育て中で

子どもに向き合うのがつらくなった時

毛利先生のおっしゃるように『つらいのは自分だけじゃない』と

自分に言い聞かせて、心の整え方の方法を模索してきました。

~筆者の試してきた方法を一部ご紹介しますと~

①気分転換、自分の時間を作ること。

②自分にご褒美を作ること

③自分を褒める日記をつけること

④誰かと話をする時間を持つこと

⑤子育て中ではない人とも話す時間を持つこと(子育て以外に目を向けるきっかけとなりました)

⑥悩む時は悩む時間を決めて,15分なら、15分でその時間を経ったら

それ以上考えるのは、いったん止めてみるといいです。(時間が解決してくれることもあるので)

そんな形で色々試しています。

それから、気持ちを切り替えるためには行動をまず変えると良い・・☆

そんな話も最近聞きました。

毛利たねき先生 小児科医 子育て中 腹が立ったら 怒っていい!!

子育てをしていて、子どもに叱ってばかりで

私はなんてダメなんだろう・・そんな風に考えてしまうこと、ありますよね。

よそのお母さんはあんなに穏やかなのに・・という風に

まわりのお母さんはできているようにも見えて、

さらに つらくなってしまうこともありますね。

母親の私ばかり叱る役をしていて、疲れる・・

・・など色んな声が聞こえてきそうです(^^)

そんな時には・・毛利たねき先生のお言葉には、こんなアドバイスもありました。

同じ母ちゃんでも、怒るとき怒らないときがあるんだなってわかるほうがー父ちゃんの帰りが遅いとイライラしているけど、ボーナスが入ったときは機嫌がいいなとか、子どもはよっぽど人間理解を深めるでしょう。

この説にもとても共感しました。

そして、とても、気持ちが楽になったのを感じました。

『いい母親でなくてはならない』

『感情を乱すのは 大人として よくないことだから、

子どもの前でも、感情のコントロールをしなくては!!』

そんなプレッシャー、こうでなくてはならない!という気持ちに

押しつぶされそうな方も多いのではないでしょうか。

 

親も人間ですので、そういつも感情をうまくコントロールできるわけではありませんよね。

もちろん、整えようと様々な方法を試みることは大切だと思いますが

『こんな親でごめんね』と謝っても

子どもとしては かえってつらいかもしれません。

たねき先生もそのように、述べられていました。

人間らしさを出すことも、悪いことばかりではない・・

そう思うと少し、気持ちが楽になりませんか?(^_-)-☆

毛利たねき先生 母親ばかり 大変 しかり方は統一しなくていい

それから、毎日過ごす時間の長いお母さんばかりが、叱る役を任されて・・・つらくなることもありますよね。

子どものことを心配していっていることであっても、

その言葉に込められた親心はすぐに伝わるものではありませんし、

つらくなったりすることは日常の中でよくあるかと思います。

また、お父さんの叱り方がきつかったり、反対に甘やかしているお父さんを見て、

子どものこと以外でイライラも重なってしまうこともあるかもしれません。

育児方針を統一すると良い・・・そういう考え方もありますが

時と場合によりますね。

毛利たねき先生は著書では

家族の中でもしかり方は、バラバラでいいのです。母ちゃんも父ちゃんもみんな同じようにしかるなんて、そんなこと、統一できるはずはありません。

たくさんのお母さんたちの子育ての悩みに耳を傾けて来られた先生がそうおっしゃるので、

つらくなった時はこの言葉を思い出すと楽になるかもしれません。

毛利たねき先生 母親なら母性愛があって当たり前?欧米の影響は

女性が子育ての大半を担って当たり前!育休を男がとるなんて!!

そんな声がまだまだ聞かれる昨今ですが

毛利たねき先生によりますと母性愛はあって当たり前ではなく・・

赤ん坊を産むと宇やたら母性愛などといわれますが、だまされてはいけません。

歴史をひもとけば、効率を優先する近代の労働観に都合のいい考えで、アメリカ文化に影響された、きわめて政治的な発想です。むしろ、人類は「類」で育てる生き物だった。

女は産む人ではあったけれど、育てるのは周辺の類の中で、という意味です。

女がみんな母性愛をもつなんて、乱暴で自然に反する話。

このように言われています。

この説を読んで、筆者はとても気持ちが楽になりました。

子どもと一緒に過ごしていると、楽しい時もあれど、

成長過程で自分のしたいことをしたいタイミングで

まわりのことに配慮なんてできないですし

感情の起伏のある子どもを毎日お世話していると

優しくできない日もありますよね。

 

私には母性が足りないのだろうか・・・

子どものお世話より、外で仕事をすることに生きがいを持つ私は

母親失格なのだろうか・・・

そう悩んだこともありました。

でも、筆者すみれの場合は外国人の友人が数名おり、

様々な子育ての考え方、方法があることも聞く機会があり、

救われたように思います。

たねき先生の言葉からも

「類」で育てるという形はが自然なんだな、だから、一人で子育てしていると

つらくても それはおかしいことではない、そう思えてきて、

とても気持ちが楽になりますね。

育児休暇や保育園など社会環境が整いつつあるいま、こどもを親から解放してあげる時間や機会は多ければ多いほどいい。こどもは自分だけで立ち向かい、生きていく世界が必要です。

母親と長時間一緒に過ごすことだけがいいとは限らないですよね。

筆者はこの言葉にもとても共感しました。

もちろん、外の世界で学んで、経験して、よりどころとなる場所、基地になることは

必要だと考えますが、それは1日中一緒にいればよいことではないと、

考えます。

まとめ

いい母でいなくてはいけない、その為には感情を乱してはならない、

そういう考えに執着しなくていいんだよ!

腹が立つ時は怒っていいし、むしろ、人間理解の場となるとも考えられる。

母親ばかり大変‼と感じた時はこう考えると良いよ☆

叱り方は統一しなくていい!

みんな母性愛があって当然という考え方は違う!

悩まなくていい!

そんな話を書きました。

この記事を読んだ子育て中の方、お母さんが少しでも気持ちが楽になって

子どもとゆったりと関わる きっかけになれば嬉しいです。

お読み下さりありがとうございます。

他の記事もぜひ、ご覧くださいね☆

二児子育て中のすみれでした☆

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